ケニアの手帖
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※この記事は2026年2月の旅の記録をもとに作成し、2026年8月時点での最新情報に更新してあります。
今回は、ケニアの首都ナイロビの観光と、ナイロビからケニア第二の港町モンバサへの鉄道での移動方法、そしてモンバサからタンザニアへの陸路での移動方法をご紹介します。
この記事は、ケニアのナイロビから南アフリカの喜望峰を陸路で目指した旅のPart1です。他のアフリカの国々については以下のリンクをご参照ください。
Part1 ケニア ⇦今回
Part2 タンザニア
Part3 タンザン鉄道
Part4 ザンビア
Part5 ビクトリアの滝(ザンビア・ジンバブエ)
Part6 ボツワナ
Part7 ナミビア
Part8 南アフリカ
ナイロビの基本情報
ナイロビ空港には明け方に飛行機で到着しました。ストライキの影響で大幅遅延の可能性があると外務省HPに出ていたので少し心配していましたが、無事定刻通りです。空港ではプレハブのようなターミナルに到着し、イメージしていた大都市ナイロビの空港とは少し違う雰囲気です。ここから7,000kmの南アフリカ喜望峰を目指します。


Visa
ケニア入国には、従来のビザの代わりにeTA(電子渡航認証)の事前申請が必要です。オンラインで申請でき、パスポート、顔写真、航空券などの旅程、宿泊先情報などを入力します。審査は通常3日程度ですが、公式では余裕を持って少なくとも2週間前の申請を推奨しています。パスポートは入国予定日から6か月以上の残存期間が必要です。30USDでした。最新の情報はケニア政府の公式サイトよりこ確認ください。
決済(ATM、両替、M-Pesa)
1ケニアシリング=1.23円 (2026年8月時点)
とてもわかりやすいレートです。空港にはATMもあります。スーパーなどではクレジットカードも使えますが、紙幣には動物や観光名所が載っていて面白いです。ケニア国内ではM-Pesaという決済サービスが広く普及していて、鉄道のネット予約などはこのM-Pesaが必須ですが、僕ははなくてもそこまで困りませんでした。なお、M-Pesaの登録にはSIMに付いてくるケニアの電話番号が必要です(2026年2月時点)。
SIM
Safaricomで8GB+通話付きのeSIMを1,100 KSHで購入しました(2026/02時点)。設定もその場で行ってもらえます。通信範囲が広く、ケニアの電話番号付きSIMも入手できるため、通信会社はSafaricomを選んでおけば間違いなさそうです。
ナイロビでの移動手段
ナイロビは治安が悪いと聞いていたので警戒していましたが、空港から市内へUberで移動した際には特に危険を感じませんでした。ただ、旅行者の移動手段としてはUber一択になると思います。Uberはたくさん走っていますが、ナイロビ市内は渋滞がかなりひどいので、時間に余裕を持っておいた方がいいです。
Uber参考運賃(2026年現在)
19.61km:988KES (約1,200円)
16.74km:801KES(約985円)
ナイロビ観光
①KICC(ケニヤッタ国際会議場)
はじめに、ナイロビ市内の数少ない観光スポットの一つであるKICCに向かいました。Kenyatta International Convention Centreの略で、内部は国際会議場となっていますが、屋上が開放されておりナイロビの街を一望できるスポットとなっています。料金は600KSH(約740円)で受付でパスポートの提示が必要です。エレベーターが10分くらい来なかったうえに途中の階にも何度も止まり、屋上までかなり時間がかかりましたが、展望台からの景色はよかったです。治安の悪いナイロビですが、KICCの中は安全に観光することができます。


②キベラスラム
続いてKICCから7km程の場所にあるキベラスラムと呼ばれるインフォーマル居住区を訪れました。この地域で活動している非営利団体KCOOPがキベラスラムを案内する活動を行っており、このツアーに参加することで安全にこの地域の様子を知ることができます。
KCOOPのHP
KCOOPのFB
事務所で簡単な説明を受けたあと、キベラを歩きます。最初は比較的整備されたフォーマルエリアを歩き、途中で線路を越えるとインフォーマルエリアに入ります。所要時間は一時間ほどで、足元が悪い箇所があるので動きやすい靴で行くのがいいです。治安はかなり改善されているように見えましたが、個人で行くにはリスクのある場所だと思います。案内してくれた方自身がキベラ出身で、道中必ず挨拶して回っていたことから、ツアーの安全性はKCOOPと住民との信頼関係の上に成り立っていると感じました。ガイド料
金は日本円で2,000円ほどでした。
一方で、このようなスラムを観光地化する動きはしばしば「スラムツーリズム」として批判されていますので、そのような批判を解釈した上で訪れることをおすすめします。
参考:スラムの観光地化に対する住民のふるまい





ケニアからタンザニアへの行き方
さて続いては、ナイロビから喜望峰に行くにあたり、隣国タンザニアを目指します。
ケニアからタンザニアへ向かう陸路のルートには、主にキリマンジャロなど内陸側を通るルートと、ダルエスサラームやザンジバル島など海岸沿いを通るルートがあります。
今回はザンジバル島(海が綺麗なタンザニア自治領)を訪れたかったのと、タンザン鉄道(始発駅はダルエスサラーム)に乗りたかったことから、海沿いルートを選択しました。
ケニアからタンザニアへ海沿いのルートで向かう場合は、ナイロビ→モンバサ→(国境)→ダルエスサラームと進んでいきます。

ナイロビからモンバサへの列車(SGR)
まずはナイロビからモンバサに向かいます。この区間にはサファリ列車とも呼ばれる草原を走る列車(SGR)が通っているのでそれに乗ります。
運行ダイヤと予約方法はこちら
区間:
Nairobi Terminus(ナイロビ)〜 Mombasa Terminus(モンバサ)
所要時間: 約5〜6時間
料金:
1stクラス:約4,500 KSH前後
2ndクラス:約1,500 KSH前後
運行スケジュール:一日3本程度
予約方法:
私が乗った時はほぼ満席だったので、事前予約することをお勧めしますが、公式HPからのネット予約はケニアの電話番号を取得しM-Pesaのアカウントを取得した後でなければできません。そのため、私は公式料金の倍くらいしますがBookawayで予約しました。
※2026年8月現在、最新の情報は公式HPをご確認ください。
SGR始発駅のNairobi Terminusへ向かいます。この駅の近くのレストランで、Matoke Plainというものを頼んでみました。見た目はバナナですが、実際はトマトソースのかかった芋みたいです。成形してこの細長い形になったのではなく、この形の芋のようで、味は美味しいですが、芋は芋なので4分の1くらいで飽き始めます。ちなみにこれとフルーツジュースで700KSH(約850円)なので物価は安くはありません。

(追記)
後日調べて、Matokeはやっぱり芋ではなくバナナだったと分かりました。調理用バナナらしいです。でも味は完全にじゃがいもでした。
駅は非常に新しく立派です。荷物検査が非常に厳しいと聞いていたのですが、空港よりやや緩いくらいでした。僕の乗った二等車は四人がけのボックス席で、概ね時刻通りの運行です。

サファリ列車とも言われていますが、結局何も見えず。ガラスは曇っています。

六時間ほどでモンバサに到着です。モンバサはナイロビよりは治安がいいらしいですが、夜9時を回っていたので、寄り道せずに、タクシードライバーの大群を振り払い宿に向かいます。

宿はいきなりケチってもしょうがないので、一泊4,000円くらい払い個室にしました。


モンバサからダルエスサラームへの国境越え
モンバサからダルエスサラームへはバスで行きます。
バス予約方法や時刻表、乗車場所はこちら
一部バスは12goなどでネット予約できますが、現地の方が安いです。ネットでは5,000円前後となっていますが、現地では2,000円ほどでチケットを買えます。今回はTahmeed Coachという会社を利用しました。現地のオフィスでチケットを買うことができ、当日でも空きはありました。エアコンもあり快適です。運行スケジュールは朝5時から11時ごろにかけて数本出ているようで、日をまたぐバスの運行が禁止されている(?)ため、九時間ほどかかるダルエスサラームに行くには午前中にはモンバサを出発する必要があるようです。
⇩Tahmeed Coachのオフィス&乗車場所
https://maps.app.goo.gl/vYWPqgSi3jxc8z5S6

大きなバスターミナルではいろいろな手口の詐欺師が待っている一方で、現地の人に聞かなければどのバスに乗っていいのか見当もつかないのが難しいところです。車窓からはバオバブや牛などが見られます。

四時間ほどバスに乗ると、タンザニアとの国境に着きます。2026年2月時点で、タンザニア側はアライバルビザを順次廃止すると発表していましたが、少なくともこの時点でHorohoroの国境ではアライバルビザ(30USD?)を取得することができました。アライバルビザ取得の際は、別室で入国理由などをやや詳しく聞かれましたが、穏やかな雰囲気で5分程度で終わります。国境には両替所のほか、いくつかの露店が並んでいて、そこで軽食やSIMカードを買うことができます。


ここまでは体感的に短かったのですが、ここからダルエスサラームまでが途方もなく時間がかかりました。途中の休憩だけが救いです。

結局、タンザニアのダルエスサラームに着いたのは日付が変わったころでした。ダルエスサラームの中でも治安が悪いとされている繁華街カリアコーが終点でしたが、深夜にカリアコーで降ろされるのが怖かったので、カリアコーの手前で途中下車して、そこから配車アプリで宿を目指すことにしました。残念ながら、途中下車した場所もまあまあ雰囲気がやばいことに加え、Uberも使えないトラブルに見舞われたために、深夜のダルエスサラームで大焦りします。結局、Boltで配車できましたが、アフリカでの深夜の移動は避けたいと実感します。

なんとかダルエスサラームの宿、L&J Modern Backpackers Kinondoniに深夜2時近くに到着です。一泊9USDほどで、朝ごはんもついていて快適で、ここにしておけば間違いないと思います。明日からはダルエスサラームを観光し、さらに南を目指していきます。
ここまでご覧いただきありがとうございます。次回のダルエスサラームの投稿もよろしくお願いします!
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